男性を悩ませるインポという病気はどんな症状なの?

インポとは一体何?

インポとは一体何?

インポとは、ドイツ語のインポテンツ(Impotenz)の略称です。インポテンツとは端的にいうと、男性のペニスが病気や精神疾患などが原因で勃たない状態に陥ることを指す言葉で、日本語では性的不能と訳されています。

ただし、男性の性機能障害を表す語として正確ではない面もあることや、世間で侮蔑の意味をこめて用いられるケースもしばしばあることなどから、Impotenzは略称のインポという言葉も含めて使用される機会は少なくなりました。

現在、インポテンツにかわって用いられている表現は英語ではErectile Dysfunction(ED)で、日本語では勃起不全あるいは勃起障害などと呼ばれています。

勃起不全は原因に応じていくつかのタイプに分けることができます。例えば、前立腺や男性器に生じた疾患や生活習慣病、脊椎損傷をはじめとする外傷等によって体内で勃起のプロセスに関与する組織に異常が生じた場合など、身体的な症状が原因で起こっているEDは器質性勃起障害に分類されます。

ED患者の多くはこのタイプに分類されており、ペニスが勃たないことに悩むようになったときはまずこのタイプのEDにかかっていることが疑われます。

一方、心理的な要因でペニスが勃たなくなっており、なおかつ身体がいたって健康なのであれば機能性勃起障害に分類される可能性が高いです。

精神疾患にかかっている人はこのタイプのEDを発症しやすいですが、患うところまでには至らなくても過度のストレスや大きな不安、過去のトラウマ、人間関係のトラブルなど、心に重たいものを抱えている状態が続いていると機能性勃起障害に陥りやすくなります。

また、精神疾患にかかりやすい神経質な人や生真面目な性格の人もこのタイプのEDにかかりやすいといわれています。

医薬品を使用し始めたあとからペニスが勃たない状態に陥った場合は薬剤性勃起障害の可能性があります。降圧剤や向精神薬、睡眠薬、男性型脱毛症治療薬など、医薬品の中には勃起不全が副作用として起きる可能性が指摘されているものがあり、そのような製品を常用している人は注意が必要です。

勃起不全にかかった場合は専用の医薬品を用いた投薬治療が最初に選ばれるのが一般的で、機能性勃起障害の患者に対しては心理療法も併用されることがあります。

投薬治療を受けると多くの男性で正常な勃起が起きるようになりますが、効果を得られる時間は限られているので、EDを完治させるためにはペニスが勃起しなくなった根本的な原因をつきとめ、そちらの治療もあわせて行うことが重要です。